コア(Core・ポスト)とは、歯科診療においての支台築造(神経を取った歯にかぶせ物をする際に土台を作製し補強する方法)の方法の1つであり、材料にファイバーを使用するものをファイバーコアと呼んでいます。
ファイバーとは太さ約10μmのガラス繊維を束ねその間にレジンを含浸・重合させたものであり、弾性係数が一般的に用いられる金属製コア・ポストと比べ象牙質に近く、歯のたわみに応じて屈曲しながら応力を分散し、歯への負担を大幅に軽減する事が可能となります。
1990年代よりアメリカで臨床応用が始まり、日本では2003年10月にペントロン社(アメリカ)製のファイバーポストが薬事認可を受け国内販売が開始されました。
  
     <ペントロン社製のファイバーポスト>


鷲尾歯科医院では現在ペントロン社(アメリカ)製のファイバーポストセットを使用しております。
<写真 左側がファイバーコア  右側がメタルコア>

メタルボンド冠とは歯全部を覆うタイプの補綴物(クラウン)の一種で、内面にフレームとなる金属があり、表面(見える部分にのみ)はセラミック(陶材)にてコーティングしたクラウン(被せ物、差し歯)です。
(メタルボンドを日本語表記しますと陶材焼付鋳造冠となります)

材料にセラミックを使用するため、見た目が良く天然歯ともよく調和する上、変色もせず、強度も強いので非常によく使用されます。
さらに、フレーム金属に金属特性の安定した貴金属(クインテス52・ユニゴールドイエロー)を使用すれば、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性を低くすることも出来ます。

<メタルボンドの利点>
○ 工法的に歴史があり信頼できる治療法である。
○ 作製物の色を天然歯に合わせて作ることができるので見た目が良い。
○ フレームが金属なのオールセラミックに比べて強度的に優位であり、前歯・奥歯にかかわらずほとんどの部位に使用できる。
○ フレームに使用する金属に貴金属(クインテス52・ユニゴールドイエロー)を使用すれば、金属成分がが口腔内に溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性を低くすることができる。

<メタルボンドの欠点>
○ フレームに使用する金属の種類(ニッケル合金等)によっては、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性もある。(ニッケルクロム・銀などの卑金属:ひきんぞくの含有量が高い場合)
○ 色調はオールセラミッククラウンに比べて劣る。
○ 裏側からは金属が見える。
○ 将来的に歯ぐきがやせて来た場合、歯と歯ぐきの境目が見えてくる場合がある。
○ 健康保険制度の適用外である。

症例1) この写真に写っている歯はすべてメタルボンドによって修復されております。
    
症例2)    <術前>           <プロビジョナルレストレーション>        <メタルボンド装着>

「金合金」や「白金加金」等の貴金属を材料として使用したクラウン(被せ物)やインレー(部分修復)です。『金歯』と申した方がご理解いただきやすいでしょうか。
当然の事ですが、金属ですので審美的(見た目)問題はありますが、加工精度が高く金属もほとんど錆びることはありません。

白金加金(PGA合金)は金合金にプラチナを加えたもので、色が金色ではなく銀色に近くなります。(白金加金は現在、最も害のない歯科用金属であると考えられています)
  
   症例)ゴールド(金合金)クラウン                  症例)ゴールド(金合金)インレー

<金合金の利点>
○ 金属なので強度が強く、前歯を除くほとんどの部位に使用できる。
○ 硬さが天然歯に近いため、咬み合う相手への負担が少ない
○ 最も適合が良く、二次的な虫歯になりにくい。
○ 金属の溶け出しによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低くなる。

<金合金の欠点>
○ 金属なので審美的(見た目)問題が残る。
○ 健康保険制度の適用外である。

 

硬質レジン前装冠とは、裏面・内面のフレーム部分は金属(12%金銀パラジウム合金)で、外から見える表面部分にのみレジン(プラスチック)樹脂をコーティングしたクラウン(全部被せるタイプの差し歯)です。
健康保険の範囲で前歯クラウンの治療を行う場合には、ほとんどの場合この硬質レジン前装冠になります。健康保険適応なので経済的負担が軽いというメリットがありますが、この「レジン」というのはいわゆる「プラスチック」なので、時間が経つと段々変色してくるというデメリットがあります。
  

例) セラミック製(陶器)のお皿とプラスチックのお皿 どちらが傷つきやすいですか? 着色しやすいですか? 歯も同じイメージで考えていただけるとご理解いただけると思います。

12%金銀パラジウム合金を材料に用いて作製した、いわゆる『銀歯』です。保険では「金銀パラジウム合金」と「ニッケルクロム合金」「銀合金」等が、保険適応の金属として指定されています。
健康保険にてクラウン(全部かぶせる差し歯)治療を行う場合には、基本的に前から4番目以降の歯はすべてこの金属冠(銀歯)になります。

<健康保険適用 12%金銀パラジウム合金の利点>
○ 金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用可能である。
○ 健康保険適応できる。

<健康保険適用 12%金銀パラジウム合金の欠点>
○ 金属なので審美的(見た目)問題が残る。
○ 装着して時間が経過すると金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性がある。

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