歯にはモノを咬んだり、お話しをする際の発音といった機能的な側面と、見た目の美しさなどといった審美的な側面があり、ともに健康を維持する上では重要な要素であるといえます。歯科治療というと、歯周病やむし歯などといったことを思い浮かべるとことができます。しかし、審美歯科の目的は、きれいな歯並びに改善し、白い歯（白い歯となる材料）で治療することにより、他人への印象や本人の自信にもつながり、精神的にも豊かになるための治療を言えるのです。患者さまが機能的な治療はもちろんのこと、その上で、積極的に美しい歯を手に入れようという希望が審美歯科といえます。

審美歯科治療とは、従来の咬む機能の回復を主目的とする歯科治療から一歩踏み込み、健康な歯や歯ぐきを構築するのみではなく、外見的さらには精神的に、美しい口腔内環境の構築を目指し治療をおこなうことです。
また、審美歯科治療は、現代の歯科医療理論を基礎に、最先端の技術・マテリアル（材料）を集結し、生体親和性（体にやさしい治療）まで考慮した治療が行われています。
つまり審美歯科診療とは、歯の美しさと機能回復に加え、生体親和性（体にやさしい治療）までの3点に焦点を当てた全般的な歯科診療のことであるといえます。
具体的な審美歯科診療の内容としては、ホワイトニング・インプラント・セラミックインレー・ラミネイトベニア・オールセラミクスクラウン・ノンクラスプデンチャー（金属のひっかけのない入れ歯）・歯列矯正などがあります。
　　　　
症例　　ラミネイトべニアクラウン
右の前歯にちょっとしたシミがあるのがおわかりになるでしょうか？